リレーコラム

【第54回】鳥海山はモンブラン?

鳥海山のほとんどは溶岩でできています。60万年間の長い間におそらく数千回も溶岩が流れ出したため,たくさんの溶岩があります。 火山の噴火では,たくさんの火山灰が降ってきます。ところが,鳥海山では,溶岩がたくさん流れ出し,火山灰はほんの少しとい...

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【第53回】春の祈り―鳥海山をめぐる春と民俗

鳥海山の春はまだ浅い。だが、やがて着実に春は訪れることを我々は知っている。春の慶びには、実はいくつも祈りが込められてきた。だからそれが叶う時、歓喜も一入なのだ。 春は遠からじといっても新春という正月初めには、先ず吹浦(遊佐町)大物忌神社では...

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【第52回】ジオパーク活動の仲間

全国には、44のジオパークがあります。ジオパーク同士は強くつながっています。他のジオパークも、ぜひご訪問いただければと思います。今日は千葉県にある銚子ジオパークをご紹介しましょう。銚子ジオパークは東京の100kmほど東の関東平野のはずれにあ...

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【第51回】“ボツメク”湧き水の秘密

由利本荘市の東由利地域には、“ボツメキ湧水”と呼ばれる湧き水があります。ボツメキ湧水の名の由来には諸説あり、その1つに“ボツボツと豊富に水が湧き出す様子”からその名が付いたというものがあります。1日に約900トンといわれるボツメキ湧水の豊富...

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【第50回】秋田の油田地帯と院内油田

昭和四十年代以前のにかほ市巾山丘陵では、夜には星よりも明るく灯が点り、眩い夜景が広がっていました。それは当時稼働していた院内油田の灯でした。院内油田は大正11年に上小国集落付近から開発が始まり、その後は北側や桂坂集落に開発が広がりました。し...

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【第49回】地形を読むと地震が分かる

庄内平野の東へりには活断層である庄内平野東縁(とうえん)断層帯が南北に走ります。この断層の北半分は1894(明治27)年に庄内地震をおこし、激しい揺れによって726人が犠牲となりました。大地震が発生すると、地下の断層のずれが断層に沿った地面...

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【第48回】 ジオパークで地域の産業振興をはかります ~魅力的な鳥海山・飛島ジオパークの認定商品「ぺろっと」~

今年度、鳥海山・飛島ジオパークでは、地域ならではの食の魅力を発信する商品を対象とした認定制度「ぺろっと 鳥海山・飛島~たのしくおいしいものがたり~」をスタートさせました。 9月から商工会関係者やアドバイザーなどが書類審査と試食を行った結果、...

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【第47回】島原大変肥後迷惑

火山はときどき大きく崩れます。もっとも「ときどき」といっても、何万年に一度くらいのことです。 鳥海山は紀元前466年という大昔に大きくくずれて広い平地を作りました。今のにかほ市のほとんどは、この60億トンもの土砂がたまった平地の上にあります...

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【第46回】地形を知ることは「命」を守ること

「地形」という言葉から、皆さんは静止した「形」を思い浮かべると思います。しかし、地形は常に動き、変化し続けています。例えば、平野は「洪水」によって、山麓の扇状地は「土石流」によってできた「現在進行形」の地形です。さらに、平野や扇状地は、毎日...

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【第45回】自然公園とジオパーク

自然公園とジオパークの違いについて、以前このコラムでも紹介されていたかと思いますが、今回も少しだけ自然公園との違いについて触れたいと思います。自然公園(国立公園)は、我が国の風景を代表するに足りる傑出した風景地が指定されることとなっており、...

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【第44回】「ジオサイト発掘隊」の活動

由利本荘市立鳥海中学校では「ジオサイト発掘隊」が編成されています。生徒の中から希望者を募り、学区内で大地や自然を観察できる場所を探り、独自のジオサイト(ジオパークの見どころ)を作るのがねらいです。総合的な学習の時間や長期休業中を使った年間数...

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【第43回】大地の力を感じる場所

由利本荘市には、鳥海山の火山活動が始まる約60万年前以前の地層や岩石が見られるジオサイト(ジオパークの見どころ)がたくさんあります。 それらのジオサイトの中で、私が最も地球の歴史と大地の力を感じる場所は、「宮沢林道の大褶曲(しゅうきょく)露...

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